- 梅仕事に挑戦してみたい
- 丁寧な暮らしに興味がある
- 子どもと一緒にできるイベントが知りたい
特にイベントが少なく、雨続きで外出がしにくい6月…。
今年は「梅仕事」をしてみませんか?
梅仕事といえば、「丁寧な暮らし」と考える方も多いですが、やってみれば意外と簡単な作業です。
初めて挑戦する方におすすめなのは、梅シロップ作り。
作成手順が簡単で10日程で完成できますよ。
旬の梅が出回る期間は短いので、早めに材料を揃えておきましょう。
「梅仕事」ってそもそも何?
「梅仕事」とは6月頃に旬を迎える梅を使って、梅干しや梅酒などの保存食を作る作業のことです。
最近では、梅干しや梅酒の他にも「梅シロップ」や「梅ジャム」など手軽にできるものが人気を集めています。
「梅仕事」で作れるもの
「梅仕事」といっても、作れるものはたくさんあります。
興味のあるものから挑戦してみましょう。
梅干し(完成まで1か月半)
梅を塩漬けにして、天日干しをして作ります。
「赤しそ」や「ハチミツ」を加えて自家製の自分好みを作ることができます。
梅シロップ(完成まで10日程)
「梅」と「砂糖」を漬け込むだけで、簡単に作れるので初心者の方におすすめです。
できあがった梅シロップは、様々な使い道があります。
- 梅ジュース(+水)
- 梅ソーダ(+炭酸水)
- ゼリー(+水、粉ゼラチン)
- 梅ドレッシング(+醤油、オリーブオイル、酢)
- 料理の隠し味(しょうが焼き、南蛮炒めetc)
発酵させないために、お酢を加えるレシピもあるよ。
梅酒(完成まで3ヶ月以上)
「梅」と「砂糖」「ホワイトリカー」でじっくり漬け込んで作る果実酒。
最近では、子どもが小さい頃に作って、成人して一緒に飲むタイムカプセルのような役割も人気。
\未来へのレター・レシピ付き/
梅ジャム(すぐ作れる)
「種を抜いた梅」と「砂糖」を煮込んで作る梅ジャムは、いつもとは違ったジャムを味わえます。
梅ピクルス
「アク抜きした梅」を「ピクルス液」に漬け込んで簡単にできる梅ピクルス。
これからの暑い季節の間食にピッタリのさっぱりした味わいです。
「梅仕事」に必要なもの
梅
「梅」といっても作るものによって使用する梅が異なります。
熟成具合によって色や固さ・風味が変わるので必ずチェックしておきましょう。
梅の種類 | 出回る時期 | 活用方法 |
---|---|---|
①青梅 | 6月上旬 | 梅酒・梅シロップ・梅ピクルス (爽やか風味) |
②完熟梅 | 6月中旬 | 梅酒・梅干し・梅シロップ・梅ジャム (芳醇な風味) |
③超完熟梅 | 6月中旬~下旬 | 梅干し・梅ジャム |
保存容器「ガラス瓶」
梅仕事に使用する保存容器を準備をしましょう。
- 食品用の容器
- 密閉性があるもの
- 冷蔵庫で保存しやすいサイズ
- 中身が見える透明なもの
プラスチック製は中身が空気に触れて傷みやすくなるのでやめましょう。
容器の大きさは梅の2倍の大きさがあれば入ると言われていますが、梅のサイズは大きめの場合を考えて2.5倍のサイズがあると安心です。
人によっては4倍サイズをおすすめすることもあるので、保存のしやすさから考えましょう。
知り合いにおすそ分けする予定なら、小分けに作っておいてもいいですね。
容器のサイズは下記を参考にしてください。
作るもの | 梅500g | 梅1kg |
---|---|---|
梅干し | 1L~2L | 2L~3L |
梅シロップ | 1L~2L | 2L~3L |
梅酒 | 2L | 4L |
容器のおすすめはセラーメイト
①内圧を下げて真空状態にする脱気機能を搭載
②1・2・3・4Lサイズと種類が豊富
③フタ・パッキン・金具はすべて分解できるので洗いやすい
容器のおすすめはセラーメイト
- 内圧を下げて真空状態にする脱気機能を搭載
- 1・2・3・4Lサイズと種類が豊富
- フタ・パッキン・金具はすべて分解できるので洗いやすい
\プロの料理人も使ってる密閉性!/
氷砂糖
梅酒や梅シロップにおすすめの氷砂糖はロック型(不揃いの形状)です。
クリスタル型に比べて早く溶けるので、発酵対策になります。
【梅シロップの目安 梅1kg】
氷砂糖1kg
\迷う人はこれ!/
ホワイトリカー(梅酒の場合)
以下2つの理由から、アルコール度数は35度以上のものを選びましょう
アルコール35度以上の理由
- 梅の成分が抽出されにくく、熟成も進みにくい
- アルコールが低いとカビが生える危険性がある
【梅酒の目安 梅1kg】
ホワイトリカー1.8リットル
氷砂糖は500g~1kg
保存容器は4L~5L
粗塩
スーパーで売っている粗塩がおすすめです。
粒子が粗いと梅に塩がからみやすく、梅酢が早くでてくるためカビが生えにくくなります。
【梅干しの目安 梅1kg】
粗塩200g
「梅シロップ」の作り方
今回は子どもと一緒に簡単に作れる「梅シロップの作り方」について詳しく説明していきます。
①保存容器の消毒
瓶容器の消毒方法は2つあります。
【大鍋で煮沸消毒】
①水をたっぷり入れた大きな鍋にふきんを敷き、瓶を入れて煮沸
※瓶が割れないために必ず水から煮沸しましょう
②沸騰したら5~10分程度で火を止める
③鍋から瓶を取り出し完全に乾くまでしっかり干す
「耐熱性がない瓶」や「ふた・パッキン」の消毒におすすめ
【ホワイトリカーで消毒】
※ホワイトリカーが無いときはキッチン用消毒アルコールでも〇
①ホワイトリカーをキッチンペーパーに染み込ませる
②内側の底面~側面~口の部分までしっかり拭く
②瓶を逆さにして完全に乾くまでしっかり干す
②青梅を洗ってアク抜き
アク抜きが必要なのは青梅のみです。
「完熟梅」や「超完熟梅」は水に浸けると傷むため、アク抜き不要です。
青梅を流水で丁寧に洗って、たっぷりの水(2リットル以上)に2~4時間漬けておきます。
傷んだものがあれば、取り除いて梅ジャムにしましょう。
③水気を拭いて、青梅のヘタを取る
きれいなタオルで水気を拭きます。
カビの原因になるので、しっかり水気はとりましょう。
竹串を使ってヘタを一つ一つ丁寧に取り除きます。
※金属の串は、梅を傷つけて酸化させるので使わないようにしましょう。
- なんのためにヘタをとるの?
-
ヘタを綺麗にとれば、えぐみがなくなり爽やかな味わいになるためです。
④冷凍庫で一晩寝かせる
冷凍庫に寝かせる工程は必ずしなくても大丈夫です。
しかし、青梅を冷凍庫に入れると、繊維が破壊され梅のエキスが出やすくなるのでおすすめです。
⑤青梅と氷砂糖を瓶に入れる
凍ったままの青梅と氷砂糖をそれぞれ交互に瓶に入れていきます。
一般的には先に梅を入れて、氷砂糖、梅、氷砂糖…と交互にいれて一番上には氷砂糖がかぶるようにします。
この工程は、子どもと一緒にしやすいよ。
⑥冷暗所で保存
しっかりと蓋を閉めたら、冷暗所で保管します。
毎日、瓶をゆすると氷砂糖が溶けやすくなります。
10日程で完成です。
⑦最後のひと手間。弱火で15分程火にかける
できあがったら、梅を取り出しましょう。
梅シロップはガーゼや細かいザルでこしてから、鍋に入れ弱火で15分ほど火にかけます。
※煮立たせないようにしましょう。
冷めたら、密封容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
- なんで出来上がった梅シロップを火にかけるの?
-
梅シロップを加熱殺菌することで、長期保存ができるようになります。目安は冷蔵庫で1年と言われています。
- 梅シロップで使った梅は再利用できるの?
-
梅干しや梅ジャムにしましょう。
「梅シロップの梅」は砂糖で甘くなっているので、梅干しにするときは塩分は多めがおすすめです。
「梅仕事」簡単にできるおすすめセット
材料を揃えるのがめんどくさい方向けのキットをご紹介します。
まずは、手軽に始めてみましょう。
【梅シロップ】手作りセット
初めての梅シロップ作りはお手軽なセットがおすすめ。
準備の手間が省けるので、挑戦するハードルが下がりますよ。
【梅酒】手作りセット
将来の子どもへのタイムカプセルのような「梅酒手作りキット」
子どもと将来を想像しながら楽しく作れますよ。
「梅仕事」に関するよくある質問
梅仕事に関するよくある質問を一部紹介します。
「梅仕事」のまとめ
「梅仕事」は6月頃に旬を迎える梅を使って、梅干しや梅酒などの保存食を作る作業のこと
梅仕事で作れるもの
・梅干し
・梅シロップ
・梅酒
・梅ジャム
・梅ピクルス
梅仕事に必要なもの
・梅
・保存容器
・氷砂糖(梅シロップ・梅酒・梅ジャム)
・ホワイトリカー(梅酒)
・粗塩(梅干し)