赤ちゃんの寝床といえばベビーベッド、という常識をくつがえす人気商品「ベッドインベッド」
夜中の授乳やオムツ替えをするママが楽に過ごせるように…
ベビーベッドが置くスペースがない家庭の添い寝でも安全に眠れるように…
様々な目的で作られた「ベッドインベッド」ですが、実は商品によって使用期間が短いものや、そもそも添い寝に使えないものなどバラつきがあります。
一日の大半を寝て過ごす赤ちゃんにとっては、寝床はとても大切なもの。
短期間しか使えないから…と適当に考えず、赤ちゃんとママが快適に過ごせるアイテムとして、しっかり検討しましょう。
本記事では、「ベッドインベッド」を検討している方に向けて、以下の内容を解説します。
(気になる項目をタップで飛べます)
ママの負担をグッと減らして赤ちゃんと笑って過ごせる時間を増やしましょう。
ベッドインベッドとは添い寝に使われる簡易ベッド
「ベッドインベッド」は赤ちゃんと添い寝をするために使われる簡易ベッドです。
パパやママと同じ布団やベッドに一緒に赤ちゃんを寝かせると大きなリスクがあります。
- 敷布団が柔く、うつ伏せの際、顔が埋もれて窒息するリスクがある
- ハイハイや寝返りができるようになるとベッドから落下のリスクがある
- 大人の掛け布団で窒息するリスクがある
- 大人の寝返りで赤ちゃんをつぶしてしまうリスクがある
特に0歳児における就寝時の窒息事故は多く、消費者庁でも注意喚起を促しています。
大人のベッドがダメなら、ベビーベッドにするしかないの?ベビーベッドを置くスペースが無いんだけど…。
赤ちゃんを昼は1Fリビング・夜は2F寝室で寝かしたいけどベビーベッドが2台もいるの?
ご家庭によっては、ベビーベッドが置くスペースが無かったり、赤ちゃんの起きる間隔が短くベビーベッドへの往復が負担に感じたりすることも…。
ベッドインベッドだと、コンパクトで添い寝ができるのでママの負担もグッと減りますよ。
- 赤ちゃんの寝返り防止をしたい
- ベビーベッドよりも省スペースで持ち運びやすいベッドを探している
- 鼻づまりや吐き戻しをしやすい赤ちゃんがいる
- ベッドインベッドに寝ている赤ちゃんを可愛く写真に撮りたい
ベッドインベッドは、いつまで使える?
「ベッドインベッド」は新生児から使用できるものが多いですが、いつまで使えるかは商品によって異なります。
一般的に使用できる期間
「ベッドインベッド」は、一般的に新生児から1歳頃まで使えるものが多いです。
0歳児の成長は早く、出生時は身長50㎝前後の赤ちゃんも12ヶ月頃には平均で70㎝を超えます。
厚生労働省:乳幼児身体発育調査報告書
赤ちゃんがすくすく成長してサイズアウトしちゃうんです。
実際に使った人の使用した期間
商品の使用できる期間は1歳頃までが多く見られますが、実際に使用する期間は人によって異なります。
ベッドインベッドを添い寝用として使用しなくなるタイミング
- 寝返りが始まる4~6ヶ月頃
- ハイハイして抜け出す8ヶ月頃
- 商品がサイズアウトする8~12ヶ月頃
赤ちゃんがぐっすり寝るタイプや夜中に動き回るタイプなど異なるので一概にはいつまでとは言えません。
長く使えるベッドインベッド
商品によってサイズが大きく異なります。
サイズが小さいものは使用期間が短く4ヶ月頃まで。
サイズが大きいものは使用期間が長く18ヶ月・24ヶ月と使用できます。
添い寝用としては4か月~24ヶ月の商品が見られますが、別用途として長く使える商品もあります。
- オムツ替えシートとして
- 座椅子として(6歳まで使用できる)
- おもちゃ入れとして
ベッドインベッドのデメリット3選
「ベッドインベッド」のデメリット3選をご紹介します。
商品によって高額
ベッドインベッドの価格帯は1万円未満~3万円と種類によって大きく異なり、高額なものがあります。
「使う頻度」や「必要な機能」によって、商品を選ぶのがおすすめです。
旅行先や帰省する実家にベビーベッドが無いからなど、使う頻度が少ない場合は低価格の商品でも。
しかし、毎日の寝かしつけや日中の赤ちゃんのお昼寝場所と考えている方は、価格だけで選ばず満足度の高い物を選びましょう。
特に毎日の寝かしつけに使う人は、種類によってママの負担が大きく違うよ。
短期間で利用したい人はレンタルを検討(タップで読めます)
「里帰り出産」や「旅行」で短期間だけ使いたい人はレンタルがおすすめです。
ベビー用品のレンタル数が多く、価格が低めなのは「ベビレンタ」人気で在庫切れの場合もあるので早めに予約しよう!
日数 | 価格 | |
---|---|---|
ベッドインベッド フレックス | 3泊4日~1年 | 4,480円~ |
ベッドインベッド AID | 3泊4日~1年 | 4,280円~ |
大和屋–キホン ミニベビーベッド | 3泊4日~1年 | 5,781円~ |
\ ベビー用品が豊富でおすすめ /
大人が寝るスペースが狭くなる
「ベッドインベッド」を使用する際は赤ちゃんが転落しないようにベッドの中央に設置する必要があります。
ダブルサイズのベッドだと、赤ちゃんの両サイドに寝る大人は寝返りするスペースが減り窮屈に感じることも。
購入する「ベッドインベッド」は幅サイズをしっかり確認の上、赤ちゃんも大人もゆったりと寝れる環境を作りましょう。
使用場所によってはホコリっぽい
日中のリビングで、赤ちゃんのお昼寝スペースに使う場合は地べたに置くため環境によってはホコリっぽいことも。
ママのお腹から出てきて間もない赤ちゃんは抵抗力も弱く、ホコリなどのハウスダスト、ダニや花粉などのアレルギー物質の影響を受けやすいです。
床から30㎝ほどの高さまでは、動きのない空間でも常にホコリが舞っていると言われています。
ベビーベッドだと、高さが40~70㎝ほどになり、赤ちゃんがホコリの少ない環境で過ごせます。
▼高さが無いメリット・デメリット
私は日中はリビングのベビーベッド・夜はベッドインベッドを使っていました。
\赤ちゃんの部屋の空気清浄を忘れずに/
\ダニ対策におすすめ/
ベッドインベッドのメリット5選
「ベッドインベッド」のメリット5選をご紹介します。
赤ちゃんとの添い寝によるリスクを減らせる
「ベッドインベッド」の最大のメリットは赤ちゃんとの添い寝によるリスクを減らせることです。
赤ちゃんと添い寝をするには大人のベッドや布団に一緒に寝ることになりますが、前述したように大きなリスクを伴います。
そんな大きなリスクを減らせるよう開発されたのが「ベッドインベッド」です。
- 敷布団が柔く、うつ伏せの際、顔が埋もれて窒息するリスクがある
- (対策)ベッドインベッドは、赤ちゃん用の固めの敷布団
- (対策)ベッドインベッドのフチにより、寝返り防止になる
- ハイハイや寝返りができるようになるとベッドから落下のリスクがある
- (対策)ベッドインベッドはベッドの中央に設置して、両側に大人が寝る
- (対策)動き始めたら、床に布団を敷いてベッドインベッドを使用する
- 大人の掛け布団で窒息するリスクがある
- (対策)ベッドインベッド+スリーパーで対応
- 大人の寝返りで赤ちゃんをつぶしてしまうリスクがある
- (対策)ベッドインベッドのフチが高い商品を選ぶ
ベビーベッドより省スペース
「ベッドインベッド」は、ベビーベッドに比べコンパクトで場所をとりません。
ベビーベッドを置くスペースがない家庭には、安全に赤ちゃんの寝床を作ってあげれます。
使わなくなった後の、処分やお譲りのしやすさもメリットです
赤ちゃんの異変に気づきやすい
「ベッドインベッド」だと、赤ちゃんの様子をのぞき込むだけで確認できます。
0歳児の赤ちゃんを育てるママは、寝かしつけた後も赤ちゃんが心配で眠れないことも。
「授乳したけど、吐き戻ししてないかな~?」
「オムツそろそろ替えなくていいかな~?」
「寝返りしてないかな~?」
心配になる度、離れたベビーベッドに様子を見に行くのもママの体に負担がかかります。
夜の頻繁な授乳やオムツ替えも、隣にいるのでサッと行えるのでママの負担を軽減してくれます。
\ベビーベッドの人におすすめ!暗闇の中でも様子を確認/
持ち運べるので、自宅以外でも使える
「ベッドインベッド」は、ベビーベッドに比べてコンパクトで軽量のため、持ち運びが簡単にできます。
持ち運びができると様々な場所で活躍します。
外出先
- ベビーベッドが無い実家に帰省する時
- 旅行でベビーベッドが無いホテルに宿泊する時
- 親族でのお食事会での赤ちゃんの寝かせ場所(座敷など)
自宅内
- 日中のリビングでのお昼寝スペース
- お風呂に入る時の脱衣所の待ちスペース
- 夜の就寝スペース
持ち運びのしやすさも商品によって違います。どこで使うかを決めてから商品選びをしましょう。
デザインが可愛く写真映えする
「ベッドインベッド」の商品には、写真映えするデザインのものがあります。
0歳児前半はほとんど寝て過ごすため、写真を撮るときはどうしても寝ている姿が多くなります。
毎日の忙しい育児生活で、写真まで気が回らず、生活感たっぷりの写真になりがちですが、寝床さえおしゃれにしていたら簡単に可愛い写真が撮れます。
0歳児は成長が早いので、生後1か月、2ヶ月…と記録をしていくと後で成長の過程を見返せますよ。
ベッドインベッドを選ぶポイント
「ベッドインベッド」の商品を選ぶポイントをご紹介します。
実際に使用する場所・目的
「ベッドインベッド」を選ぶのに大切なのが、どこで・どんな目的で使うかを明確にしておくことです。
- 夜の添い寝用
- 昼のリビングのお昼寝スペース
- お風呂入れで脱衣所で待つスペース
- ベビーベッドがない実家に帰省する時
- ベビーベッドがない旅行先に宿泊する時
- 親族でゆっくり食事会に行く時
- 赤ちゃんの記念写真を撮る時
複数の場所で使う予定の人は、持ち運びがしやすいものを。
可愛い記念写真を撮りたい人はデザインがおしゃれなものを選ぶのがおすすめです。
使用する場所に合うサイズ
使用する場所が決まったら、実際に使うことができるサイズの商品に絞りましょう。
小さすぎると使用期間が短く、大きすぎると場所をとってしまいます。
フチの高さ
フチの高さが高ければ、赤ちゃんの落下防止・寝返り防止・大人の寝返りによるリスクを軽減するメリットがあります。
フチの高さは15㎝以上あると安心とされています。
しかし、フチの高さが高いと赤ちゃんの様子を見にくいというデメリットもあります。
フチの高さも意識して商品選びをするのがおすすめです。
お手入れのしやすさ
デリケート肌の赤ちゃんの寝床を清潔に保つために、お手入れがしやすさも大切です。
商品によりお手入れ方法が大きく異なるため、購入前に確認をしておきましょう。
特有の機能が必要か
商品によって、特有の機能がついているものがあります。
あなたの育児生活に取り入れたいか検討してみましょう。
特有の機能の例
- 傾斜調整ができる
ミルクの吐き戻しや鼻づまりの時に使える - 股ベルトがついている
寝返り防止 - 椅子に変形する
添い寝用が終わった後も、子ども用の椅子として長く使える
ベッドインベッドのおすすめ5選と口コミ
ベッドインベッドのおすすめ5選と各商品の口コミをご紹介します。
ファルスカ フレックス | ファルスカ AID | メイリリー ベビーネスト | ドッカトット | ネオママイズム | |
---|---|---|---|---|---|
価格 (税込) | 13,750円 | 5,500円 | 27,500円 | 27,500円 | 11,250円 |
使用期間 | 新生児 ~4ヶ月頃 | 新生児 ~12ヶ月頃 | 新生児 ~12ヶ月頃 | 新生児 ~8ヶ月頃 | 新生児 ~18ヶ月頃 |
サイズ | 幅 40㎝ 奥行70㎝ 高さ17㎝ | 幅 60㎝ 奥行35㎝ 高さ13㎝ | 幅 45㎝ 奥行85㎝ 高さ15㎝ | 幅 46㎝ 奥行75㎝ 高さ13㎝ | 幅 47㎝ 奥行90㎝ 高さ18㎝ |
重さ | 1000g | 約400g | 1800g | 1400g | 2100g |
お手入れ | マットレス以外洗濯可能 | 全て洗濯可能 | 洗濯可能 | 分解して丸洗い可能 | カバー・パッド丸洗い可能 |
収納時 | |||||
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ファルスカ ベッドインベッド フレックス
「ファルスカ フレックス」はベッドとしての使用は短く新生児~4ヶ月頃まで。
しかし、以降はベビーソファーとして6歳頃まで使用できるちょっと変わったベッドインベッドです。
\違う形で長く使えるベッドインベッド/
この商品のクチコミ
- ベッドとしては短いが椅子として長く使えるのでよかった
- 布団が硬めで安心
- 持ち運び安く寝室・リビングといろいろな場所で使える
ファルスカ ベッドインベッドAID
「ファルスカAID」は生後5~6ヶ月頃に始まる赤ちゃんの寝返り防止に人気の商品です。
価格も他商品に比べ安く、重さ400gと軽量なのが魅力的です。
\生後12ヶ月まで使えるベビーベッド/
この商品のクチコミ
- 添い寝で大人が潰してしまう心配が減った
- 寝ている時の寝返り防止ができ、うつ伏せ寝が無くなった
- 実家に泊まる時も持ち運びやすい
MAYLILY(メイリリー)ベビーネスト
「メイリリーのベビーネスト」は2023年に日本に進出したばかりのベッドインベッド。
ポーランド製のおしゃれなベッドインベッドで、「丁寧で繊細で、柔らかで優しくあること」を信念に一つひとつ丁寧に裁縫されています。
新しいブランドのため、他の人と被りにくいので特別感のあるベッドインベッドが欲しい人におすすめです。
現在公式でも売れ切れが多い商品ですが、メーカーに確認したところ、今年の春頃には品揃えが改善されるようです。
- 新生児~12ヶ月頃まで使用できる
- 実家や旅行に車で持ち運べる
- 持ち運びケース付き
- デザインが可愛い
この商品のクチコミ
- 日本に進出したばかりのブランドで、他の人と被りにくい
- リビングにも馴染みやすい
- Instagram映えするデザイン
DOCKA TOT(ドッカトット)
「ドッカトット」はママのお腹の中にいるような安心感をあたえるベッドインベッド。
サイドのクッションが子宮と同じ弾力を再現しているので、赤ちゃんが安心して寝つきがよくなると言われています。
この商品のクチコミ
- 思っていたより小さくコンパクトだった
- ドッカトットで赤ちゃんの寝つきがよくなった
- カバーはきつく洗濯の度に取付けが大変だった
- 赤ちゃんが大きく8ヶ月も使えなかった
\グランドサイズ(9~36ヶ月)もある!/
赤ちゃんを包み込むような形状で寝つきがよくなると人気の商品です。
neomamaism(ネオママイズム)
「ネオママイズム」は、傾斜調節ができたり、持ち運びがしやすかったりと便利な機能がたくさんのベッドインベッドです。
シンプルおしゃれでリビングの雰囲気に溶け込みやすく、敷布団のように生活感を出さずに済みます。
この商品のクチコミ
- デザインが部屋に馴染みやすく可愛かった
- 実家に帰る時に持ち運んで使えた
- 傾斜調整は、寝ている間にどんどん下に下がってしまい使えなかった
- リビングに置いてもインテリアとして可愛い
シンプルでおしゃれなベッドインベッドを探している人におすすめです。
ベッドインベッドのよくある質問
ベッドインベッドについてよくある質問を一部ご紹介します。
ベッドインベッドはいつまで使える?のまとめ
ベッドインベッドがいつまで使えるかは商品にもよりますが、一般的には12ヶ月
しかし、実際に使用しなくなるタイミングは以下の場合でもっと短くなります。
- 寝返りが始まる4~6ヶ月頃
- ハイハイして抜け出す8ヶ月頃
- 商品がサイズアウトする8~12ヶ月頃
生後12ヶ月以内と短く感じられやすいベッドインベッドですが、利用頻度が多く満足する方が多い印象です。
私の赤ちゃんも夜泣きが多く1~2時間置きに授乳やオムツ替えをしていました。添い寝で本当に助かりました。
「ベッドインベッド」は人により合う・合わないがある商品ですが、安全な添い寝を希望する方はぜひ検討してみてくださいね。
(気になる項目をタップで飛べます)